2006年 07月 06日
低血糖症 |
医学博士・服部栄養専門学校校長 服部幸應氏の『食育のすすめ』より
砂糖が体に悪いと言うわけではなく、摂り過ぎがいけないんですよね。
できれば1日70g以内に押さえてくださいと本には書いてありました。
さらに、ジュースには食品添加物であるブドウ糖果糖液糖もたくさん含まれています。
なるべくお茶を飲んだ方がいいですね。
清涼飲料水250cc缶一本の中に、砂糖が平均23gも入っています。子ども達はスティックシュガーの7.5本分の糖分を含む清涼飲料水を暑いときなど3本も4本も飲んでしまっています。
砂糖は、燃料でたとえると、紙に火をつけてパアッと瞬間的に燃え尽きてしまうようなエネルギーの出し方をします。とりあえず血糖値は上がりますが、次には急激に下がってしまい、体の中で低血糖症を起こしてしまう危険があるのです。
砂糖を大量に摂取すると、血液中にブドウ糖が増加し、インスリンがすい臓から出て血糖値を下げます。さらに多量のブドウ糖をグリコーゲンに変えて肝臓にためるため、摂取時よりも血糖値が下がり低血糖になります。イライラし、精神的に不安定になります。そして、気に入らないことがあると、制御がきかなくなり、今度は暴力ホルモン、闘争ホルモンと呼ばれているアドレナリンが多量に出て、興奮してきます。その結果、暴力を振るうことになってしまうわけです。
さらに、人間の脳下垂体には、満腹中枢というセンサーがあり、血液中に入った糖分を測定し、ある一定量に達すると食欲がなくなる仕組みになっています。だから、不規則な食事をしていると、欠食児童が生まれてしまいます。
砂糖が体に悪いと言うわけではなく、摂り過ぎがいけないんですよね。
できれば1日70g以内に押さえてくださいと本には書いてありました。
さらに、ジュースには食品添加物であるブドウ糖果糖液糖もたくさん含まれています。
なるべくお茶を飲んだ方がいいですね。
by onaka_suita
| 2006-07-06 15:11
| ★考える